新宿から新しい演劇シーンが生まれる at THEATRE PROJECT vol.5
ダテンガク公演そのに『売命航路/タマクイとノガレ』
『売命航路』
作・演出 函波窓
『タマクイとノガレ』
作 函波窓 演出 うらじぬの
CAST
函波窓
寺田結美
(以上、ヒノカサの虜)
成川知也(MU)
浅野望(さいたまネクスト・シアター)
加藤なぎさ
CAST
函波窓 永田紗茅
2017/08/17(木)~20(日)
@新宿at theater
【日時】
8/17日(木) 19:30~
18日(金) 14:00~ 19:30~
19日(土) 13:00~ 19:30~
20日(日) ☆12:00~ 16:00~
☆『タマクイとノガレ』公演
【チケット代】
『売名航路』のみ 3,000円
『タマクイとノガレ』のみ 2,000円
両公演セット 2,500円
(全てドリンク代込みです。)
〒160-0022 新宿区新宿5-4-1新宿QフラットビルB1
ご予約はこちらから
『売命航路』
あらすじ
流燐半島・潜水島計画
地震で本島との間の地盤に亀裂の入った流燐半島。港町として栄えていたのは、遥か昔のこと。
今は、大した観光名所も名産もなく、若者は都会へ旅立ち高齢化が進み、
街は終わりを覚悟しながらなんとか生き延びていた。
地震が起き、幾つかの建物が崩れたときに、街の人々はこれが流燐半島にとどめを刺した、とまで考えた。
そんななか、浮上してきたのが潜水島計画である。
半島そのものを、地震で出来た亀裂に沿って本島から切り離し海底に沈めて観光都市にしてしまおう、
というものであった。
地元住人も最初は半信半疑だったが、
アドバイザーとして来島した大学教授、風野シズコの必死の説得もあって、遂には計画を実行することとなる。
しかし、実行も間も無くとなった最後の説明会で、潜水島の心臓部となるエリアに住む、
種蒔ホウトが手を挙げた。「うちの土地は売れません」
種蒔家の長女は十年前に、母親を殺していた。そして、間も無く塀の中から、その長女が流燐半島に帰ってくるという。殆ど村八分にされていた種蒔家。それでもホウトは、娘が帰ってきてもここで暮らすと主張し続ける。
目を患っている次女は、医者の息子と結婚をするつもりのようだ。
何故そこまでしてこの土地に彼らは拘るのか。
長女が母親を殺した訳を語るとき、その謎と共に流燐半島が沈み始める。